6.22.2010

悪い人の日

腹が立った時の話をします。
5、6年くらい経ち、さすがに馬鹿らしくなってきたので。

細かい経緯は端折るとして、外で食事をしてました。そこにいたのは、我が家と、たまたま遊びに来ていた私の父、あとは、嫁友達の親子。この嫁友達の旦那が、初対面なのに、もう会いたくないと思ってしまいました。

ご存じの人もいるかも知れませんが、父は台湾人で、母が日本人なので私は混血になります。ハーフ、なんて格好つけてみたいところですが、どのみち黄色人種同士なので見た目からは判別できません。育ちの都合上、生活面で多少の不便はありますが、付き合いや精神面ではコンプレックスというほどの障害はありません。

この嫁友達の旦那はたまたま前から台湾と仕事のつながりがあり、気づいたら相当の台湾好きになっていたそうで。僕らの生い立ちを知ると大変よろこんで、台湾の歴史や文化、ビジネス、政治、さまざまな側面から台湾ネタを話題に持ち出してきました。それに関しては父も喜んだし、もちろん私としてもウエルカムなことでした。問題は、話が進むにつれて彼は、私に対して「台湾人ありき」な態度をとりはじめました。たとえば、どのように今後「台湾」につながりを持っていくのかを問いだそうとしたり、あげくに「宿命」なんて言葉も使われたり。お父さんがかわいそう、とか。いいなぁ(?)とか。わけわかんない。アホかと。プンプン。

正直、ただのモノ好きにそんなこと言われたくないや、と思いました。どれだけ苦労してこっちの暮らしを手に入れたと思ってんだばかやろう、と。住んだこともねーししゃべれねぇよバーカ、と。お前がいけ、と。

そんなこと考えていましたが、大勢を前に言えず、結局あいづちばかり打って「えー」とか「そうですかねぇ」とかいって、自分も大変情けない思いでした。あーあ、また外人さん扱いされちゃった。いや、別にいいんだけどさ。否定しないけどさ。ここにいたらそんなに迷惑ですか、的な。悲しいもんです。

その後、その人は本当に台湾にいっちゃっいました♪

おしまい。

6.19.2010

業務連絡:巡るぐるぐる回る

日本の音楽があぶない。とくに、インディペンデントのみなさま。なにって、誰も音楽を聴かないのだもの(笑)。でもそれは問題の半分にすぎなくて、聴かせてる側もやりかたが下手。もっともっと、表の世界に出ていくことに慣れていかなくてはね。

ということで、修行がてら恒例の廃校フェス、出演と運営で参加してまいります。今年は廃校が借りることができず、悪ノリとしか思えない「埼玉スタジアムのコンコース」で行います。名づけて、「ぐるぐる回る2010」。

私はスタジアムのスタンド席に行われる、「百人ビートルズ」という悪ノリに更に拍車をかけた企画に参加します。ライブも少しやります。東京からだったら電車で行けるフェス、いかがでしょうか?

ではでは。下記、詳細です!

【ぐるぐる回る2010】
日程:2010年6月26日(土)
場所:埼玉スタジアム2002(のコンコース)
時間:12時開場 20時30分終了
チケット:前売り3,200円 当日4,000円

前売券はe+(イープラス)とdiskunion都内各店にて発売中。さらに、さいたま市限定のディスカウントチケットをdiskunion北浦和店にて発売します。

ぐるぐる回る公式サイト
http://www.gurugurumawaru.net/index2.htm
Twitter
https://twitter.com/cbtt99
mixiコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1302292

【概要】
巨大サッカースタジアム・埼玉スタジアム2002にて行われる、ロック&カルチャーのインディーフェス。といっても、フィールド部分を使うのではなく、その周りのコンコース部分を使った世界初(?)のロックフェスです。6万人収容のスタジアムの広くて長いコンコースを自由な解放区にして、大小7つのステージを配置、ステージ間にはアートマーケット、インタラクティブ映像、パフォーマンス、ワークショップなどを配置して、来場者はそこをぐるぐる回ることで、いろいろなカルチャーを体験できるという内容です。また上の階にもステージやクラブスペースを配置します。廃校フェスの時と同様、各ステージにはそれぞれキュレーター(イベンター)を立てて、独立して出演バンドを選び、それぞれの内容を競い合うショウケーススタイルです。日本のSXSWかAll Tommorow's Partiesを目標とした、国内最大のインディーフェスを目指します!!

【ラインナップ】
渋さ知らズオーケストラ / 七尾旅人 / Riddim Saunter / neco眠る / オシリペンペンズ / 3nd / euphoria / LFQ / polylis / 4 bonjour's parties / 東京カランコロン / FRATENN / DACOTA SPEAKER. /LOVES. / the chef cooks me / ECD(ソロ) / 2MUCH CREW / core of bells / The OPQRs / LUVRAW & BTB + Mr.MELODY (PAN PACIFIC PLAYA) / YUMELIGHT / 踊ろうマチルダ / 桜井まみ(audio safari) / キツネの嫁入り / ううじん / 大福 / 馬喰町バンド / {holiday:timewaste;} / 長谷川信也(絵画) / 烏山絵美(絵画) / 三輪二郎 / 俺はこんなもんじゃない / 住所不定無職 / 西宮灰鼠 / ウミネコサウンズ / Night!&Night!Production / Michiluca / 西宮灰鼠(絵の先生) /小村恵美(ゲームのお姉さん) / Pマン / Luminous Orange / Miyauchi Yuri / uhnellys / yucca / cryv / マイケルjapan / YOMOYA / 大谷能生mjqt / 松倉如子と渡辺勝 / NRQ / mmm / あだち麗三郎with special magical guests / 表現(hyogen) / cero / Karluv207 / 水玉おんらいん(from ディアステージ) / 木蓮 / TempleBook / イシイアキ(帽子作家) / 小川武(造形作家)/ 小田富美子(画家) / 鈴木竜一朗(写真家) / もび / 岸洋子 / 住吉梨紗 / 白石かずこ / 百人ビートルズ / くもりな / 松野泉 / 鈴木伸明 / Your Last Chicken / Allon / 笹口騒音ハーモニカ(from 太平洋不知火楽団) / LIFE IS WATER / 夏目知幸(from シャムキャッツ) / Utopia2 / T.V.not january / ICECREAMMAN / タカハシヒョウリ(from OWARIKARA) / MARUOSA / de!nial / CDR / 川染喜弘 Yoshihiro Kawasome / TRASH SUGAR / DIRECT LIGHTNING STROKE / macotom3 / アナマルマーケット / 大月壮(映像作家) / ファンタジスタ歌磨呂(イラストレーター) / 喪服ちゃん(株式会社モエジャパン社長) / 卯城竜太(chim↑pom 現代美術家) / 現実 / swap tv / 由利ちゃん愛の旅立ち / Okupara(Sonicjam inc.) / DRIFTERS LAB. / BlokM+MasudaMidori / RE:VISE / emulsion / LOWBORN SOUNDSYSTEM / バロムワン / henna dress(変なドレス) / ダウヂング同好会 / NYU! / jiji 4 sex / 高品格 / risu / Violet EVA (紫ベビードール) / BJORN & LEO / カポエィラ・テンポ / 古澤彰(LOWBORN SOUNDSYSTEM) / ZOE / 魔ゼルな規犬 / kito-mizkumi rouber / Flight of Idea / 生死鴉 / 殺人ペットサウンズ / 中川一郎 / BAAAK BONKDOM / ズーチクビ / 片端のカリーズ / 水野勇希 / スカイブルー100 / 大森靖子 / モガブティック◆スパンコール / かんぴんたん / Virusroom / ピカどりあ / やまのいゆずる / NAGOMI / ドイウロコ(キリン)/ アビシェイカー / タコの唐揚げ / らら / あなるちゃん / TASKE / 猫道×ナガイ昆布 / 鬱とエロと漫画と音楽と破戒衝動 / @ / 悪鏡 / Tako★MASARU / 突然段ボール / ファンシーナムナム / AZFLY / 源 -minamoto- / FUJINO▼ / DJ HIROAKI (PSYCHOGEM / ene) / ZIPLOCKERS (MNM) / 鴨居哲也 / SAL / Traks Boys / ソニックデスモンキー / Eccy / ryo of dextrax (dextrax) / 401 (LIVErary) / foliday / YOSHIBA SHINJI / 座禅BEAT / NMR / コバヤシステム & Eclectic Sound / スガユウスケ (FUTURETECH/Silent Music) / RYOTA (Pivote) / 高田ジョージ (FUTURETECH/T.R.F Rec) / An' (FUTURETECH/AREION) / YOUICHIROO.M (A.S.A GAYA MUSIC) / eRee (FUTURETECH/Silent Music) / YU-TA MATSUO (Sunrising/Harmonize) / penpenpenzie (scale graph) / shirochang (SHINING) / CLOCKY (SHINING) / halfmoon (A.130/ApronDisco) / DJ Matsu (Trip! Trip! Trip!) / DJ yuichi (Owl-light) / DJ moc (special guest DJ)

6.18.2010

アンディ・トロワの一二三

アンディは一人暮らし。これまでずっと一人だったわけじゃない。小さい頃は親と兄弟と一緒だったし、実は最近までは気の合う女性と一緒に暮らしていた。アンディもこの女性も、ずっと一緒に暮らしていくことになるだろうと思ってはいたが、思い通りにはいかなかった。二人は別れてしまい、復縁の希望はほとんどない状況だ。

そんなイキサツがあって、アンディは一人で暮らすことになった。部屋に異様な光景がひろがっている。ソファがない。テレビはある。炊飯器はなくて、お茶碗とお箸がやたらたくさん、ある。日常生活をしているだけで、無視できない穴ぼこが要所要所あって、それにいちいちつまづいている。替えの歯ブラシが、なくなっていたり。

当たり前のモノが明らかに不足している。

このままではイカンと思いながらも、いま一つ買い物が進まない。さすがに歯ブラシはすぐに近所の薬局で仕入れたが、ソファや炊飯器の買い替えとなるとなんとなく気が進まないでいる。

6.13.2010

宇宙からの景色

ヒナミケイスケです。

「結婚してもしなくても、どのみち君は後悔することになるだろう」

ソクラテスによる名言です。おかしくて、かなしくて、何より的中しているから記憶に残るんだと思います。私は結婚に限らず悩んでるとき、ときどきこの言葉を思い出すとなんだかホッとします。何千年にわたって文明が発達してきたにも関わらず、人が悩むことは結局すごく普遍的で、くだらない。クスっと笑えます。

今度誰かに聞かれたら、このように答えようと思います。

6.02.2010

半透明人間になった理由

瑞樹です。最近透明人間になりました。

正直、透明人間でいることはもう少し楽しいものかと想像していましたが、実際のところそうでもありませんでした。はじめてチャンスが訪れたときは、いろいろな妄想がぽわわーんとわきました。女風呂なんてぬるま湯に留まらず(否定はしないが)、自分の中では世界征服の途中くらいまでは構想に入っていました。

いま後悔していますのが、いささか浮かれすぎて色んな人に相談したり、言いふらしてしまったことです。ようするに、私の周囲がものすごく警戒するようになってしまったのです。気づいたら軍事施設の「対透明人間対策」も高度なレベルで導入済みでした。カードキーシステムと、相当考えたようです。しかも、噂というものは実に山火事のようで、おそらく軍隊から民間にも伝わり、近所の銭湯にまで万全なセキュリティが設置されていました。女風呂の一歩前に、物理的に開けなければならないガラスの扉。これでは、ばれる。脱衣所止まりでした。あっぱれです。

まさに透明人間返し。

ならば、半透明人間になり幽霊としてなりすますのはどうか、と私は考えました。そう、透明人間は見えない分、’見えない故に’なめられるのに違いない、と。

幽霊であれば、文句は言われないだろう。

6.01.2010

書く

ヒナミケイスケです。

テレビや映画やお芝居を見ていて、いつも感じる違和感があります。それは、役者さんが大事な場面でびしっとセリフを言えることです。怒ってるときは的確にその理由を怒鳴りながらも上手く表現できたり、愛の告白をするときは遠くを眺めながらすらっと照れずに言い、悲しいときは品のある具合に鼻をすすったり。

でも、現実の人間はというと、多分大事な場面でへまをするのが自然だと思います。言いたかったセリフを忘れたり、噛んだりドモったり、言葉が多すぎたり少なすぎたり上手く締まらなかったりもします。感情が強ければ強いほど。

ドラマのキャラクターはその大事な場面の後、カメラの視野から解放されたらすがすがしい気持ちで、やってやったと思えるかも知れません。でも現実では、上手く伝えられなくてモヤモヤを抱えたまま寝返りをうってる人が何人いるか分かりません。

文字にはそういう悩みがないから、好きです。何度も書き直すことができます。際どいことや猛烈に恥ずかしいことだって、自分が言葉を発するときのアホ面を気にせずに表現できます。

ずるいけど、これは文字のいいところだと思います。